心の探究

天使と悪魔のダイナミクス:ニーチェ的視点における対立・均衡・そして生の肯定

序論:二元論の哲学的翻訳伝統的な神話や宗教哲学において、天使と悪魔の対立は、普遍的な善と悪の形而上学けいじじょうがく的・宇宙論的な二元論として描かれてきた。しかし、フリードリヒ・ニーチェの思想の文脈においてこの対立を考察するならば、その意義...
心の探究

エゴ超克後の仏教哲学:無我の境地を持続させる為の非目的的純粋行の戦略

序論:エゴの超克が問いかける「その後」の哲学人間が自己の悩みや苦悩を徹底的に見つめ、精神的な成長を遂げた末に到達する「エゴがなくなった時」の境地は、仏教哲学において最も深遠なテーマの一つです。この状態は、単に精神的な安寧を得るだけでなく、煩...
雑談

観て来た映画の話

映画、基本的にしゅっちゅう観に行かないし同じものを数回観に行くことはない人間です。年に1・2回ほどか?「これが観たい」と思い実際観て来たものを紹介。しかし、どの映画でも必ず酷評は当然ありまして、所詮は相性です。なので直感で観に行ったのでそこ...
心の探究

エンパスとユング心理学──感受性の進化と人類の未来

これはユング式と重なってるのでは?と思い記事にしました。1. 「感じる力」が進化している時代へ21世紀に入り、人類の「感じる力」が大きく変化していると言われています。「エンパス」とは、他人や動植物の感情・エネルギー・周波数等を右脳を通じて素...
心の探究

『岸辺露伴は動かない ─ 懺悔室』における「幸福と呪い」の弁証法的法則

I. 序論:荒木飛呂彦の世界観における『懺悔室』の位置付けと法則の提示『岸辺露伴は動かない ─ 懺悔室』を観ました。今回はそこから感じたことです。「だが断る」ざっとあらすじ『懺悔室』は、「最大の幸福を得ると、最大の呪いが訪れる」という逆説を...
哲学的な

人を騙した者はいつかは同じ目に遭う

あなたを騙した人は、必ず他の誰かに騙されてあなたと同じように苦しみます。人を騙す人は誰にも信頼されず、誰のことも信頼できないからです。アドラー心理学これはその通り。実際私を付き纏う"奴"もいくつか複垢を作って近づき、違うキャラに成りすまし...
日常

色々神様が教えてくれる

※過去記事をランダムに投稿しています。2024年1月3日に掲載。感じ取れる体質の方は、天災の前に何か身体の不調があったりはあるあるだと思います。 それは自身の守護霊からだったり。 私の去年の旅行の際、地元で地震があってその時に頭痛が生じまし...
心の探究

報復の形而上学:呪い代行、カルマの法則、そして日本呪術における相互呪詛の力学に関する包括的分析

I. 序論:精神的裁きに対する需要の背景A. 現代における呪い代行の現象現代社会において、呪いの専門的な代行サービス、すなわち「呪い代行」に対する需要は看過出来ない水準に達している。提供者側や関連協会に対する年間依頼件数が100件程度に上る...
哲学的な

誰かを嫌うくらいなら、

わざわざ仲間作るより一人で嫌って関わらない方が生きやすいと思う。Xの話になるのですが、絵を描いていたので、そのイラスト?絵描き界隈とか見てきたんですけど、その反対の、創作否定界隈もありまして。(名前の付け方)その人達は表では絵描きをしながらも裏でディスってるという。あ、そうじゃない人もいたが。
心の探究

デジタル多重人格とオンライン・パフォーマティヴィティの社会心理学的分析

― SNS社会における自己演出とアイデンティティの変容 ―概念意味現象例デジタル多重人格一人が複数の人格を使い分ける適応行動本アカ・裏アカ・創作アカ等オンライン・パフォーマティヴィティ「演じることで存在する」SNS的自己投稿・いいね・コメン...