恐れ/悲嘆/抑うつ/絶望/無力感/不安/罪悪感/無価値感/苛立ち/短気/不満

意識の深層

爬虫類脳と人格障害の深層:神経生物学的基盤、心理的逆行性、および優生学的倫理の統合的考察

序論:比喩としての「爬虫類脳」とポール・マクリーン博士の理論現代の心理学的言説、特に自己愛性パーソナリティ障害(NPD)や反社会性パーソナリティ障害(ASPD)を論じる文脈において、「爬虫類脳」という言葉は、共感性の欠如、支配的な行動様式、そして生存本能に直結した衝動性を象徴する強力な比喩として定着している。この概念の起源は、アメリカの神経科学者ポール・マクリーン博士(Paul D. MacLean, 1913-2007)が提唱した「三位一体脳モデル」にまで遡る。
意識の深層

漫画的悪役における終焉の心理学:自己愛的防衛の崩壊と死の恐怖の神経生物学的考察

漫画作品、特に長大な物語の結末に於いて、圧倒的な力を誇った「ラスボス」が、死の間際に極めて情けない姿を晒し、異常な迄の恐怖に支配される現象は、単なるプロット上のカタルシス醸成装置に留まらない深い心理学的、及び神経生物学的な根拠を有しています。多くの人間を無慈悲に殺害し、他者の生命を軽視してきた者が、いざ自身の死に直面した際に、何故これ程迄に無様な崩壊を見せるのかという問いは、人間の「自己」の構造と、死の恐怖を制御する為の「不安緩衝系」の機能不全を浮き彫りにするものです。本報告書では、自己愛性パーソナリティ障害の視点、恐怖管理理論(Terror Management Theory)、死の間際に於ける脳内化学物質の挙動、そしてエイブラハムの「感情の22段階」を用い、この現象を包括的に分析します。