金星人とは一体何なのだろうか

宇宙論

巷で見られる「金星から来た高次の存在」、「前世が金星人

ーーーって一体何なの?って不思議に思っていたので考察です。

まず金星とは?科学的な視点との違い

金星は太陽系で最も明るい惑星です。3月は特別な観測チャンスがあり、中旬には場所によって「明けの明星」と「宵の明星」の両方として一晩のうちに見られることがあります。

科学的には、金星は極めて過酷な環境(表面温度約460℃、大気は二酸化炭素)であり生物の存在は考えにくい。

超高温の環境
 → 平均温度約460℃(鉛が溶けるほどの熱さ)
🌫 猛烈な大気圧
 → 地球の90倍の気圧(深海のような圧力)
🛑 二酸化炭素と硫酸の大気
 → 酸素はほぼゼロ、酸の雨が降る

金星人サナット・クマラとは

起源は19世紀の神智学(ブラヴァツキー夫人の教え)や、20世紀のニューエイジ思想の中で登場していますね。名前の由来はインド神話のクマラ(永遠の若者)とのこと。

サナト・クマーラ - Wikipedia

金星から地球に来た霊的指導者とされる。 永遠の若さを保つ存在(「クマラ」はサンスクリット語で「少年・若者」の意味)。
高次元の意識を持ち、人類の霊的進化を導く役割を果たしているとされる。

神智学・ニューエイジにおけるサナット・クマラ

地球の守護者

何百万年も前に、金星から144,000人の高次の存在と共に地球に降臨し人類の霊的進化を助けているとされる。

地球の「シャンバラ」と呼ばれる霊的な都市(物理的に見えない異次元空間)に住んでいるとも言われる。

アセンデッド・マスターの概念

大師(マスター)の一人として、人類を導く役割を担う。

キリスト意識や仏教の菩薩の概念と関連付けられることもある。

コブラ情報ではそれがプレアデス人にすり替えられているようだが・・・?

コブラ情報とは?

「コブラ(COBRA)」はスピリチュアル系の情報提供者の一人で、いわゆる「レジスタンス・ムーブメント」や「イベント(大変革)」などの概念を広めています。

彼の発信する情報では、プレアデス人(プレアディアン)や銀河連合の存在が地球の覚醒をサポートしているという説が強調されることが多いです。

この中で、「サナット・クマラの本来のルーツがプレアデスにある」という説も語られ、一部では金星由来説が書き換えられているとも考えられます。

サナット・クマラに興味があるなら?

「神智学」や「アセンデッドマスター」の本を読むと、より詳しく学べます!

金星からきた「ヴァリアント・ソー」について

ヴァリアント・ソー(Valiant Thor)は、「1950年代に金星から地球に来た高次の存在」とされる伝説的な人物です。彼の話は、特にアメリカのUFO・コンタクト系のスピリチュアル界隈で語られています。

この話の元になったのは、フランク・E・ストレンジズ博士(Frank E. Stranges)による著書『Stranger at the Pentagon(ペンタゴンの異邦人)』(1967年)です。この本によると、ヴァリアント・ソーは1957年にアメリカに到着しアイゼンハワー大統領や政府関係者と接触したとされています。

ヴァリアント・ソーの特徴

フランク・ストレンジズ博士によると、ヴァリアント・ソーには以下のような特徴があるとされています。

  1. 外見
    • 身長約180cm
    • 金髪または明るい茶髪
    • 透き通るような白い肌
    • 人間に非常によく似た姿をしている
  2. 知的能力とスピリチュアルな力
    • IQ 1200(※人類の平均は約100)
    • 超能力やテレパシーを使用
    • 数百年以上生きている(不老不死に近い存在)
    • 科学・宇宙・スピリチュアルな知識が非常に豊富
  3. 金星から来た目的
    • 地球人類を戦争と核の脅威から守るため
    • 高次の宇宙存在との調和を促進するため
    • 人類の精神的成長を助けるため
    • 地球のリーダーたちに「平和的な技術や知識」を提供するため

ヴァリアント・ソーとアメリカ政府

ストレンジズ博士の本によると、ヴァリアント・ソーは1957年3月にバージニア州アレクサンドリアに降り立ち、FBIによってペンタゴンに連れて行かれたとされています。

  • そこでアイゼンハワー大統領や副大統領のリチャード・ニクソンと会談
  • 「戦争をやめること」「核兵器の廃止」を提案
  • しかし、アメリカ政府は彼の申し出を断った
  • 3年間ペンタゴンに滞在し、その後姿を消した

この話が本当なら、ヴァリアント・ソーは地球の平和のために来たが、人類の政治的状況を変えることはできなかったということになります。

ヴァリアント・ソーの現在は?

ヴァリアント・ソーがその後どうなったかについては、彼は金星に戻ったとも現在も地球にいて秘密裏に活動しているとも言われています。

スピリチュアルな話では「彼はまだ地球や宇宙で活動していて、特定の人々とコンタクトを取っている」とも言われています。


ヴァリアント・ソーの真偽について

この話は証拠が乏しく公式には認められていませんが、UFO研究家やスピリチュアル界隈では根強い人気があります。

真実かどうかはさておき、このストーリーが示唆するメッセージ(戦争をなくす、核兵器をなくす、精神的に成長する)には価値があるという考え方もあります。

太陽系の惑星なのに宇宙人の話が多い理由はなんやねん?

古代から「神聖な星」とされていた

金星は、夜空でとても明るく輝く星の一つで古代から「神秘的な星」として崇拝されていました。

  • シュメール文明 → 金星を「イナンナ(女神)」と関連付ける
  • マヤ文明 → カレンダーで金星の動きを重要視
  • ギリシャ神話・ローマ神話 → 「アフロディーテ / ヴィーナス」(愛と美の女神)

このように、金星は古代から「神の住む場所」「霊的な次元とつながる星」と考えられていたため、「高次の存在がいるのでは?」という発想が生まれやすかったのかもしれません。

金星は「物理的な星」ではなく「高次の次元」として考えられた?

スピリチュアルな話では、「金星にいる宇宙人は物理的な存在ではなく、高次元のエネルギー体である」とする説が多いです。

例えば、

  • サナト・クマーラ霊的な存在であり、金星から地球を見守っているとされる
  • ヴァリアント・ソー人間の姿をしているが、超知的な存在

これらの話では、「金星の表面に宇宙人が住んでいる」のではなく金星は高次の次元(5次元以上)で存在している場所であり、特定の人にしか認識できないという考え方になっています。

もし仮に「高次元の存在」がいるとしたら、金星は物理的な惑星というよりも、宇宙の情報センターや高次の次元とつながる場所なのかもしれません。

  • 「金星人=物理的な生命体」ではなく、「高次元の存在」
  • 「金星に住んでいる」のではなく、「金星を拠点にしている」
  • 「宇宙のネットワークの一部」として、銀河全体とつながっている

もしこの考え方が正しければ、金星は「天の川銀河の宇宙人たちのゲートウェイ(入り口)」のような役割を持っている可能性があります。

まとめ

科学的に見れば、金星は人間が住める環境ではない
しかし、古代から神秘的な星として崇拝されていた
スピリチュアル界では、金星は「高次元の存在がいる場所」とされる
UFOコンタクティの話では、金星人は「地球の進化を助けている」
もしかすると、金星は「高次元の宇宙のネットワークの拠点」かもしれない

「高次元の宇宙のネットワークの拠点」が強い気がします!おわり。

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