天国と地獄はあるのか

精神世界
天国と地獄はある?
生きている限り、どんな人でもいつかは必ず死にます。死後の世界に関してはさまざまな考え方があります。
生前の行いによって天国に行く人と地獄に落ちる人がいる。
悪い行いをした人は死んで地獄に落ち永遠に苦しみ続けることになる。
良い行いをしていれば、死後に天国で幸せに暮らすことが出来る。
これ、本当でしょうか?

結論から言うと嘘です。

天国とか地獄って、人間が考え出した単なる「概念」に過ぎないからです。宗教において、信者たちを自分たちの教義・教条に従わせるために考え出されたものです。

 

“神を信じよ、さすればどんな人でも救われる。悪い行いをしたなら神にすがれ。”

 

要は「正義と悪」という相対する対象をつくり出し、人間の恐怖や不安を煽る。どんな人間でも、善行だけで生きてきているなんてあり得ません。
程度の差はあれ必ず何かしら「後ろめたい」ことを多少なりともしてきているものです。
そして「救われたければ神に祈りなさい、そうすれば大丈夫」と優しく囁くわけです。多くの人はこうして宗教にはまっていきます。
信仰を持つことで穏やかに生きていけるのなら、それはそれで存在意義はあると思っています。ただ、信者の勧誘にこうした二元論的手法を用いているのは事実として知っておくべきです。
極論すれば、世界に宗教とか信仰がなければ、神も悪魔も天国も地獄も存在しなかったはずです。
天国も地獄も、もとからあったものではなく人間がつくり出したものなんですね。

 

「言うことを聞きなさい、言うことを聞かない子は悪い子よ、死んだら地獄行きよ。ちゃんと良い子にしていれば、死んだあとも天国で幸せになれるから、ね?」

 

こうして「人の言うことに従順な人間」が量産されていきます。
上の者の言うことを聞く人間が良い人間?
優れた人間?
その証拠に言うことを聞いて頑張ればいずれ出世できるじゃないか。世の中はそういうもの・・・。
天国も地獄もないんです。
親も宗教も、自分たちに従順な人間を創り上げるために天国とか地獄という空想の概念をうまく利用しているに過ぎないんです。
天国も地獄もないなら、死後世界はどうなっているのか?
ーーーとはいうものの、世の中には「天国や地獄は確かにある」と主張する人がたくさんいます。
こうした人たちは嘘を言っているのでしょうか?
多くの場合天国や地獄があると「信じ込んでいる」いるだけです。
信じ込んでいる、多くの人たちは「自分の目」で見たわけではないからですね。
宗教の偉い人が「天国は本当に存在する」と言っている・・・だから存在するに違いない。
確かに死後世界の世界で天国も地獄もその存在を証明することはないのです。
死者から聞くと、死後世界は「天国でもなければ地獄でもない」暗黒の世界と答えます。そこは暗闇のただ浮いているだけの「暗黒の世界」です。

 

死後世界は「暗黒の世界」
これまでの人生の終え方によってはこの世に多大な「未練」を残してしまうこともあり得ます。そうした場合、簡単に「輪廻転生」に移行してくることが出来ない人もいるわけです。
死後世界にはそうした人たちの意識が「暗黒の世界をさ迷う」ところです。
自分が死んだことに気付かない、死んでも死にきれない、という思いがこの世に対する強い未練となってがんじがらめになってしまう・・・。
こうした世界のことを地獄、と表現しているのかもしれませんね。
この「暗黒の世界」は生前の行いとは無関係です。

良い行いをしていたとしても、とんでもなく悪い行いをしていたとしても、その「行い」によって行先が決まることはない。

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