性別を越えて学ぶ魂たち

精神世界

人は、輪廻を通して男性にも女性にも生まれ変わるといわれています。

ある魂は、前世で女性として酷い体験に遭い、次は男性として生まれることを望むかもしれません。

しかし、その前世のトラウマが完全には癒えていなければ、

  • 男性に生まれても「女性性を拒絶する」
  • 「性に関する認知の歪みを抱える」
  • 「性自認が不安定になる」 という形で、表れる可能性もあるのです。

これは「LGBTはおかしい」という話ではなく、魂が持つ課題や記憶が現れているだけなのです。

人は「人生は一度きり」と教えられてきました。しかし多くの宗教やスピリチュアルな伝統では、「魂は何度も生まれ変わり、学びを重ねていく」とされてきました。

それが真実でなければ、この人生での深い心の傷、特に性的搾取によるトラウマが、次の転生に影響することはないし身体と心の不一致がこうも世間で目立つことはないはずです。

歴史と集合的カルマ

近代以前の時代、女性や子どもたちが「モノ」として扱われ、性の道具にされた歴史が世界中にあります。

日本でも、「からゆきさん」や「遊郭」「戦後の接収地での慰安」等、数えきれない性の搾取が行われてきました。

これらは全て人類の集合的なカルマ(負の記憶)として、今もなお多くの人々の魂に影を落としています。

死後、人の意識はアルクトゥルスの領域に通過されるのですが、性的な苦痛にアルクトゥルスのエネルギーで癒すと言われています。

性は、命を繋ぐ根源的な力であり本来は神聖なものです。

しかしそれが搾取・暴力・支配の手段として使われた時、魂の奥深くに傷が刻まれます

  • 無理やり身体を奪われた
  • 性を通じて自分の尊厳を否定された
  • 「価値がない」「汚れている」と刷り込まれた

こうした経験は、心のレベルを超えて魂の記憶層にまで刻まれます。

転生における「魂の学び」とは

輪廻転生とは、魂が様々な経験を通して進化していく旅路とも言われます。

過去世で性的に搾取された経験がある魂は、次の人生で次のようなテーマに直面することがあります。

  • 「性に強い拒絶反応を持つ」
  • 「男性(あるいは女性)に恐怖や不信感を感じる」
  • 「自分の性に違和感を覚える」
  • 「何故か性的な場面に巻き込まれやすい」
  • 「LGBTとして生まれた」等

これは決して「罰」ではなく、「癒し直す為の再挑戦」としての課題なのだと思います。この世の法則として良くも悪くも自分に返ってきます。

そもそもこの地上で生きている人類に「罰」なんてものはないです。

あるとしたらそれは「成長の機会」としてのカルマです。(自分が蒔いた種を、自分で刈り取る仕組み

今の風俗産業についてどう考えるか?

❖ 社会構造としての現実

現代日本における「風俗産業」は、法律上グレーゾーンも含みつつ存在が黙認されており、経済的に困窮する女性・男性たちが選択肢の一つとして足を踏み入れる場合があります。

この業界が「貧困・教育格差・虐待・性被害・性の商品化」等の社会的背景に密接に結びついていることは否定できません。

その意味で、私はこのような「搾取の温床」となり得る仕組みが、現代に至っても存在していることに深い問題意識を持ちます。

❖ 「自由な選択」という名の裏側

風俗で働く人の中には、「自分の意思で選んだ」と語る人もいますが、そこに至るまでに「他の選択肢が奪われていた」可能性も見過ごせません。

また、心理的・経済的に追い詰められた末の選択を「自由意思」と言えるのか、という問いも残ります。

❖ 風俗産業が続く理由

  • 経済的利益(国家や業界の税収・雇用)
  • 「買う側のニーズ」が途絶えない
  • 性教育の未成熟
  • 社会全体で性や人間の尊厳について語られにくい風土

これらが複合的に絡み合い、「この構造が必要悪として温存されている」のが現状です。

事情がある女性(子育て中・借金返済・学費等)が「短期間で高収入を得る手段」として選ぶこともあります。また、本人が納得し、自発的に選んで働いている人もいますので全部が否定しませんが、

この問いの答えは「社会がどれだけ人を孤立させないか」にかかっているかもしれません。

LGBTについての考え方

❖ 個人の在り方としてのLGBT

LGBTとは「性的指向や性自認が多様である」という人間の自然な在り方の一つであり、決して「増えた」「おかしい」と一括りにすべきものではありません。(※一部は倫理的におかしいことがありますがあれは全くの別問題)

元から存在していた人々が、やっと可視化され、声を上げられるようになっただけです。

人は誰しも自分の「在り方」「好きになる相手」「心と身体の性」に悩みながらも、自分らしく生きようと努力しています。

LGBTは病気でも流行でもなく、生物学的にも心理学的にも自然な多様性の一つです。

❖ 社会の成熟とは「受け入れること」

例えば車いすの方にスロープが必要なように、性の多様性をもつ人には理解と支援の環境が必要です。

それを「特別扱い」と言うのではなく、「誰もが尊厳を持って生きる為の社会設計」と捉えるべきです。

癒しと解放の為に

魂のトラウマを癒すために必要なのは、ただ忘れることではありません。

それは「思い出し、向き合い、そして許す」ことです。(許すとは相手の行為を肯定することではありません。その行為をなかったことにするのではなく、”自分の魂をその痛みの支配から自由にする“ことを指します。

  • カウンセリングやセラピー
  • インナーチャイルドの癒し
  • 過去世リーディングや前世療法
  • 祈りと瞑想による浄化

こうした方法を通じて、魂の記憶に寄り添い、次の転生へと繰り返さない為の準備ができるのです。

女性たちが「声を上げられるようになった」こと自体が、時代の変化の証(男性も可)

かつては「被害を受けた」と口にすることすら、社会や家族から非難される恐れがありました。

被害者が”“だとされ、沈黙を強いられてきた歴史があります。

けれど今は――

  • SNSを通じて、共感や支援を受けやすくなった
  • ジェンダーや人権に関する知識が少しずつ広がってきた
  • 「おかしい」と感じる人たちが、連帯し始めた

こうした流れの中で、「自分の言葉で体験を語る」女性たちが確実に増えてきました。

これは小さなことのように見えて、とても大きな社会的変化です。

■「声を上げる」ことは、自分の尊厳を取り戻す行為

被害を受けた事実は変えられなくても、

その体験に「意味を与える」のは、自分自身です。

声を上げることは、

  • 自分自身への尊重
  • 同じように苦しむ誰かへの手を伸ばす行為
  • 社会に対して「もう終わりにしよう」と言う意思表示

なのです。

■「声を上げる女性が増えた」=「社会が少しずつ目覚めてきた」こと

「これはおかしい」と感じる人が増えること。

傷ついた経験を元に、新しい価値観を語る人が現れること。

そしてそれを受け止められる人が、社会に育ってきたこと。

それら全てが抑圧から解放へ向かう流れを後押ししています。

おわりに

性的搾取によるトラウマは、心だけでなく魂をも深く傷つけます。(ネガティブカルマになります)

その傷は今世で癒しきれないこともあり、輪廻転生を通じて癒しの旅が続きます。

私たち一人ひとりが、「何故自分はこの性で、この体験をしているのか」と問い直すこと。

それこそが、自分の魂の旅を深く理解する第一歩になるのではないでしょうか。

どうか全ての魂が、性を通じた悲しみから解放され、真に自由に生きられますように。

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からゆきさんについて。

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