人類にとって非常に根深い因縁またはカルマの法則について。
この世はカルマを背負って生きてると言ってもいい
因果の法則をわかりやすく言えば原因と結果の法則。過去に作った何らかの原因の為に、未来の結果は決まるという法則性です。自然の法則とも言えます。
今自分が何をするかで未来は少しずつ変化していきます。過去を変えることはできませんが未来を変えることができるのはその為です。
因果の法則と道徳
この法則を知ると、悪いことをすることが恐ろしくて出来なくなります。逆に善い行いはもっと積極的にやろうという気持ちになります。
実際にこのことを意識的に過ごすと、悪い行いからはどんどん離れて行き、善い行いを自然にするようになれます。(打算的な考えは一切考えない)
またその結果が善い結果なので、ますます善い行いが出来るようになります。
当然、逆のこともあります
悪い行いをすると悪い結果になり、悪い行いが深くなっていくと悪縁も強くなりますから、悪い人たちや悪事を行いやすい環境になってしまうのです。
憎まれっ子世に憚る?
しかしそのような人の心がいつも平安であるかはわかりません。
因果の法則とは、結果があれば、必ずその結果に応じた原因がある、という法則です。
因(作用)が発生すれば、その原因から縁(物語)が始まり、何らかの果(結果)が現れます。そして、その結果に相応した報(反作用)が訪れるのです。
結果は目に見える形で現れるのでどうしても注意がいき、悪い結果であればそれを変えよう必死になります。
ーーーしかし、起こってしまったことを変えるのはパワーが要り、例え変えたとしても根本的な解決になりません。
原因が変わらないかぎり、何度も同じ結果を引き起こす可能性が高いからです。
現在の状態を変える、もしくはうまくいった結果を何度も引き起こしたければ、因(原因)を見つけて分析しなくてはいけません。
原因は往々にしてわかりにくく、見えないものであることが多いのです。
よって、見えない因(原因)を見抜くことが重要になります。
何が「原因」をわかりにくくさせているのでしょうか。
その理由には
(1)因と果が時間的に離れすぎている場合
(2)因と果が異なる事象すぎて、思いもしないことが原因である場合
の2つに分かれるのではないでしょうか。
数学のカオス力学系では、「バタフライエフェクト」と表現しています。ある場所での蝶の羽ばたきが、そこから離れた場所の将来の天候に影響を及ぼすという例えでこのように呼ばれています。
通常なら無視してしまうような極めて小さな差が、やがては無視できない大きな差となる現象をさします。
また、落語家の人は「風が吹いて桶屋が儲かる」と表現しました。
結果という衣装の下に隠れた、原因という本質を見抜く洞察力を養いましょう。
カルマを解消をする方法
全ての人たちがカルマを背負って生まれてきますので、カルマの意味や特徴について知ることは全ての人たちにとって重要であるかと思われます。
因果応報もカルマも仏教から出た言葉であり、スピリチュアルでいう因果応報とカルマの法則は同じ意味を持ちます。
不治の病を背負っている
カルマが重い人の特徴として、重い不治の病を背負っているというのがあります。
重い不治の病を背負ってしまったのは、前世かそれより前の悪いカルマの清算をしていると考えられています。悪いカルマが少しずつ積み重なっていけば重いものになり、自分の行いに見合った苦しみが不治の病の原因になっているという魂からのメッセージに気がつくことが大切です。
病気になったことにより、生きていることに感謝するようになった。健康や家族のありがたみが分かったという方はたくさんいるといわれていますが、日頃の自分のあり方や考え方、人間関係などの中にも、気がつかなければならないことや改善しなければならないことがある場合もあります。
病気になったときこそ、自分の内側の声に耳を傾けてみましょうというメッセージも込められています。カルマとは、1度の生では終わらない課題であり何世代にも渡って少しずつ終わりへと近づいていくことを理解する必要があります。
人は、輪廻転生を続ける限り、何かしらのカルマを背負っているといわれていますが自分が前世で悪行を働かなかったとしても、自分と血縁関係にある先祖のカルマを背負ってしまう場合もあります。
現世では自分の行いに責任を持ち人生を丁寧に生きていくことが、重いカルマの人の課題になるとされています。転生輪廻を繰り返す中で魂が記憶した性格や特徴等は、過去世から来世へと引き継がれていくものもあれば、現世で作り記憶するものもあるといわれています。
他人の為に生きることは解消する術となる
しかし自分の魂が望んでいない悪い行いをした場合、悪いカルマを背負ったままこの世を去り次に生まれ変わったときに悪いカルマを解消しなければならなくなるのです。
苦労の多い人生の原因となっているカルマの悪癖を解消しなければ不運が続き、不運が続けば更に心が荒み、新たな悪癖に手を出すこともあります。
カルマの悪癖は、現世で悩みや問題として表れますがそのことから逃げずに乗り越えて改善することが出来れば霊格があがるといわれています。(霊性ともいう?)
カルマの悪癖を解消し改善することには苦しみや辛さが伴いますが、それは愛に気づき、感謝の気持ちを持つための修行のようなものだとされています。
また、徳を積むのもカルマを解消する方法の1つです。
自分以外の人たちのために貢献したり、社会に貢献したりすることで徳を積むことができます。
前向きな人生を歩んでいただくためにも、カルマを解消する方法をもう少し詳しく紹介したいと思います。
寄付をする
カルマを解消する方法は、お金というエネルギーを通す寄付をすることが良いとされています。
ただ、魂がカルマの解消を願っていることを受け入れる、魂の本質がお金というエネルギーと共鳴しているなどの条件が揃っていれば、寄付をすることがカルマを解消することに繋がります。
物やお金もエネルギーですので、カルマの解消にはエネルギーを使うことが重要となります。
これは、エネルギーは溜め込み過ぎてしまうとそれ以上のものが入ってこられませんので積極的に自分からエネルギーをだすことで、新しいエネルギーが入ってくるようになりますというエネルギーの法則が関係しているといわれています。
お金だけではなく、不要になった物や使っていない物を見返りを求めずに寄付することでカルマが解消され、自分の今の人生にとって必要なものが返ってくるとされています。
寄付をするときには、日頃の感謝を込めることも忘れないようにして下さい。
ボランティア活動をする
カルマを解消する方法は困っている人を助けたり、ボランティア活動をする等人の為になることを積極的に行うことも良いとされています。
無償で労働力を与えることは非常に善い行動ですので、報酬や見返りを期待しなければ確実にカルマを解消できるといわれています。
被災地の復旧現場に行ってお手伝いをするボランティア活動には、カルマの法則が強く表れた良い例を示しています。自分が被災したときに、助けに来てくれたボランティアに対して感動や感謝の気持ちを持った為、その恩返しとして今度は自分が別の被災地に行くという場合が多いようです。
新しい考えを持つ
現在の状況がうまくいかなくて苦しみが続いている時は、一旦、自分の弱さや過ちを認めることでエネルギーが強くなり、状況が好転したときにカルマが解消されるといわれています。
自分が間違っていた・悪かったと自分の過ちを認めることで、視野が広がり新たな解決方法が見つかる可能性が高くなります。
少なくても新しい考えを持つことで、今までのカルマのパターンが解消されて同じ苦しみを経験することはなくなるとされています。
自分の波動を高める
カルマを解消する方法は、自分の波動(エネルギー)を高めることも良いとされています。
感謝の気持ちを持つ、人や物事の良い部分に目を向けてみる、愚痴や不満などネガティブな発言をする人たちから離れる、傷つけてしまった相手に謝るなど、自分の波動を高める方法はいろいろとあります。
過去に起きた辛い出来事に対して、あの経験があったから今の自分があるとポジティブに考えて、経験したことに感謝することができれば、カルマの解消に繋がります。
人(自分)を許す
人に対する憎しみの気持ちを手放し、人を許すことによって自分のカルマを解消できるといわれています。人を許すということは、怒りや苦しみというネガティブなものから自分を切り離すということですので、人を許すことは自分を許すことにも繋がります。
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