出口王仁三郎が語る国常立尊の神格と、立て替え立て直しに至る現代の霊的予言

神々の歴史

この時代は、一見すると文明の絶頂期にも思えます。

しかしその裏側では、自然破壊、倫理の崩壊、経済の暴走、情報操作、人工地震、ケムトレイル、そしてパンデミックによる魂の試練が幾重にも重なり、まるで世界が崩壊の瀬戸際にあるかのような緊張感を孕んでいます。

そのような混迷の時代にこそ、注目すべきが「国常立尊(クニトコタチノミコト)」の存在です。出口王仁三郎が語った神界の真実と、地球の”立て替え・立て直し“の預言は、まさに今こそ読み解かれるべき神示であると言えるでしょう。

出口王仁三郎とは何者か?

出口王仁三郎(1871–1948)は、大本教の聖師であり、霊的予言者・宗教改革者として知られます。彼は単なる宗教家にとどまらず、予言・芸術・政治・思想の各分野で多才な働きをし、「日本のノストラダムス」とも称されました。

彼の予言は、日本国内の大災害・戦争・終末的な世界の変動を伴う「立て替え・立て直し」の構想と結びついています。

国常立尊とは何者か?

国常立尊は、『古事記』や『日本書紀』にもその名が登場する神で、天地開闢において最初に出現した神の一柱とされています。名前の通り、「国を常に立てる」=地球そのものの骨組みを司る、非常に古く、根源的な神霊です。

しかし、大本教の出口王仁三郎は、この神に対してさらに深い霊的真実を明かしています。

それによれば、国常立尊は単なる神話上の存在ではなく、泥海のようだった原初の地球を、龍神たちと共に修理固成した”地球創世の神”であり、また龍族でもあったとされます。

地球の大陸や山脈は、彼に付き従った龍神眷属たちが泳いだ痕跡によって形作られたと語られています。大きな龍は大山脈を、小さな龍は小山脈を作り、その活動によって”陸と海“が分かれたのです。

「艮の金神」として封印された存在

しかしあまりに厳格で規律を重んじた国常立尊は、時代が下るにつれ、他の神々から「厳しすぎる」との反発を受け、ついには”艮(うしとら)”=東北の方角、日本列島に封印される運命となります。

この封印は、「艮の金神(こんじん)」という異名での恐れの対象となり、「祟り神」「荒ぶる神」として敬遠されるようになりました。

特に明治以降の近代国家体制においては、その存在自体が意図的に封印され、語られることすらなくなっていったのです。

だけども、王仁三郎は語ります。

「この世を作った神でなければ、この世の立て替えはできぬ」

出口王仁三郎の霊的預言、「立て替え・立て直し」

王仁三郎の予言は多岐に渡りますが、中でも有名なのが「シベリア狐の予言」として知られる終末預言です。ここでは地球規模の混乱と崩壊、北方からの侵攻、原爆の投下、アメリカの堕落、彗星の衝突、ポールシフトといった、まさに”現代の黙示録“とも言えるビジョンが語られています。

そして、その最終局面において、”岩戸開きが起こり、国常立尊が顕現する“とされています。

「国常立の大神の岩戸開きはこの時ぞ
固き巌に手をかけて振ふて落とす地獄道」

この”岩戸開き”は、ただの神話的な儀式ではありません。

それは「隠されてきた真実が暴かれ、人類の偽りの文明が終焉を迎える」ことを意味しています。封印された国常立尊が復活し、世の悪を一掃。新たな神政と、真の太陽神の出現が語られています。

そしてその後に訪れる「立て直し」の時代には、キリストの御霊をもった存在が現れ、愛と和の世界、新たな地球文明が築かれるのです。

国常立尊と素戔嗚尊の関係

興味深いのは、出口王仁三郎が国常立尊と素戔嗚尊(スサノオノミコト)を同一視していたことです。(諸説ありますが、一部の神道系霊能者・チャネラーの中にも「国常立命は後に素戔嗚尊として現れた」とする転生説を唱える人もいます。)

素戔嗚尊は一般的に「海と嵐と破壊の神」として知られていますが、その破壊は「秩序を正す為の浄化」であり、「新たな創造の為の破壊」です。つまり世界を一度リセットし、新たな秩序を再構築する「神の意志」そのものを体現している存在と言えます。

また、素戔嗚尊には八人の御子(ヤツコ)がおり、ホツマツタヱ等においては、彼らがそれぞれ世界の各地に散らばり、「五色人」となって人類文明を築いたとされます。

これはグローバルな創世神話との接続を示唆しています。

縄文時代とホツマツタヱ

縄文時代は、一般的に狩猟採集の生活を送っていたとされますが、『ホツマツタヱ』という文献から見る縄文人像は全く異なります。

そこでは縄文人はムーやレムリアの末裔であり、高度な精神性と自然との共生意識を持った民でした。

所有の概念がなく、全ては神からの預かりものと考え、争いのない愛と調和の文明を築いていました。

● アマカミと国常立尊

『ホツマツタヱ』に登場する「アマカミ(天神)」とは、天皇以前の地上の指導者、つまり神々の化身たちです。その中でも重要な存在が「国常立尊(クニトコタチノミコト)」です。

彼は天之御中主神の命を受けて、最初に地球の泥海を龍神と共に固め、陸と海を分けたとされます。山脈や地形は龍神たちの通った痕跡とされ、まさに地球創世の神と呼ばれるにふさわしい存在です。

● 8人の皇子たち

国常立尊には、ヱ・ヒ・タ・メ・ト・ホ・カ・ミという8人の子供がいたと伝えられています。彼らは五色人ともされ、世界各地に旅立ち文明を築いたとされます。(素戔嗚尊も8人子供がいます)

・メの命:イラク(シュメール文明)

・ヒの命:北米(ネイティブアメリカン)

・ホの命:インド(神話神)

・ミの命:朝鮮

・他の皇子たちも中国等へ渡った

この八皇子の伝承は、東京・八王子の地名の由来とも言われます。

大本教の出口王仁三郎も「五色人」の概念を強調しており、世界中の人々が五色人の末裔であるという視点から、

・「世界統一」=「人類は皆兄弟」
・「国常立尊=全人類の父祖」

という思想に至っています。

●トの命による統治と結婚制度のはじまり

トの命が二代目を継ぎ、更に三代目トヨクンヌの命までが約1万年に渡り地球を統治しました。四代目からは、初めて男女のペアによる統治が始まり、ここから「結婚=トツギ」という制度が定着しました。

以前は両性具有だったとも言われます。

🔚 まとめ

出口王仁三郎の予言が伝える未来は、単なる恐怖の終末論ではなく、人類の霊的進化を促す希望のビジョンです。

「破壊は創造の前提。真の夜明けは、最も暗い闇の後に訪れる」

私たちが今出来ることは、内なる心の浄化と、自然・宇宙との調和を取り戻すことです。それこそが、国常立尊の再臨を迎えるための「心の岩戸開き」なのかもしれません。

.

.

.


国常立尊が築いた「縄文時代」と呼ばれるその時代の背景です。

この続きはcodocで購読

コメント