日本や中国の神話・伝承において、古くから「吉兆」を知らせる存在として知られる”四霊獣(しれいじゅう)“。
それは鳳凰・麒麟・龍・霊亀の4体の霊的存在であり、天と地、人と神、宇宙と自然の繋がりを象徴する神獣たちです。
スピリチュアルな観点からも、これらの霊獣は「宇宙意識から顕現した高次の波動存在」とされ、人類の進化と調和のために重要なエネルギーを担っています。
鳳凰(ほうおう)/平和と再生をもたらす霊鳥
鳳凰は、古代中国から伝わった吉兆の象徴であり、「平和な世にのみ現れる」霊獣とされます。その姿は五色に輝き、桐の木にしか止まらないと伝えられ、桐と共に描かれることが多いです。
- 象徴:愛・平和・再生・調和
- 西洋的類似:不死鳥(Phoenix)
- 鳳凰の霊的役割:
- 徳の高い指導者が現れる時に顕現
- 世界のバランスと調和を見守る存在
- 「朱雀」と混同されることがあるが、朱雀は南方の守護を司る”四神”の一柱で、鳳凰は全方位的に吉兆をもたらす霊獣
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麒麟(きりん)/徳と叡智の化身
麒麟は、鹿のような体に馬の脚、牛の尾、狼の頭、そして一本の角を持つ想像上の霊獣です。地面の草すら踏まないほどの優しさと徳を持ち、「聖人が生まれる時に姿を現す」と伝えられています。
- 象徴:仁・徳・調和・平和
- 霊的役割:
- 知恵と徳を体現する存在
- 優れたリーダーの出現を告げる
- 現在ではヒーラーやライトワーカーの守護存在ともされる
麒麟は霊獣としてだけでなく、天皇の袍や寺社建築の文様にも見られ、日本文化にも深く根付いています。多分ユニコーンと同一視されてますよね。
龍(りゅう)/宇宙の生命エネルギーそのもの
龍は、四霊獣の中でも最も知られた存在です。古代中国では「天の力を持つ神獣」とされ、日本では水・雨・風・雷などの自然現象を司る存在として崇拝されてきました。
- 象徴:力・繁栄・守護・神威
- スピリチュアルな解釈:
- シリウス系等、宇宙意識が投影したエネルギー存在
- 龍神信仰は日本独自に発展し、神社でも数多く祀られる
「日本は本来、鳳凰と龍が守護する国」とも言われております。
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霊亀(れいき)/時間と叡智を司る神亀
霊亀は、長寿と神秘の象徴。巨大な亀の背に霊山を背負って現れ、仙人の乗り物としても知られています。風水や神道の文脈では、宇宙の安定・基盤・記憶の象徴として重視されてきました。
- 象徴:長寿・安定・叡智・過去世との繋がり
- 役割:
- アカシックレコード(魂の記録)と繋がる媒介
- “棲神閣(しんしんかく)”等霊的聖地に登場
- 龍とペアで描かれることも多い
四霊獣と五行・方位の関係
霊獣 | 方位 | 五行 | 季節 | 色 | 主な役割 |
---|---|---|---|---|---|
龍 | 東 | 木 | 春 | 青 | 天候・守護 |
鳳凰 | 南 | 火 | 夏 | 赤 | 調和・吉兆 |
霊亀 | 北 | 水 | 冬 | 黒 | 長寿・守護 |
麒麟 | 中央 | 土 | 土用 | 黄 | 徳・平和 |
※「四霊」と「四神」は一致しないが、文化的に重なりが多く、特に朱雀と鳳凰は類似性が語られます。また、霊亀(霊獣)=玄武(方位神)とは 同一視されることもありますが、用途・性質が異なる為混同には注意。
ここで白虎が外されていますが、虎の姿で西を守る神獣です。古代中国から伝わる「四神」や「四霊」の体系に属する神秘的な存在です。上記の霊獣の中には含まれません。
「四神」について
四神 | 方位 | 季節 | 五行 | 色 | 象徴 |
---|---|---|---|---|---|
青龍(せいりゅう) | 東 | 春 | 木 | 青 | 成長・繁栄 |
朱雀(すざく) | 南 | 夏 | 火 | 赤 | 情熱・美しさ |
白虎(びゃっこ) | 西 | 秋 | 金 | 白 | 正義・勇気・守護 |
玄武(げんぶ) | 北 | 冬 | 水 | 黒 | 忍耐・長寿(亀+蛇) |
四神は風水や陰陽五行説と深く関わっていますね。
四神はそれぞれ「方角・季節・色・五行」等を対応して守護をします。
概念上の違いまとめ
観点 | 四霊獣 | 四神(白虎含む) |
---|---|---|
起源 | 中国の神話・儒教系思想 | 陰陽五行思想・天文学 |
意味 | 王道・徳・吉兆・人格的霊性 | 方位の守護・自然調和 |
存在 | 基本的に「霊的な瑞兆」 | 天体・季節・五行と連動 |
姿 | 空想上の神獣、様々 | 比較的固定(例:虎・鳥等) |
・・・ぶっちゃけどっちも関与しているような気もしますけどね。
日本の神社や仏閣では龍の装飾が非常に多く見られますが、それは自然エネルギーを守護する存在として重視された為です。
風の時代になってから様々なスピリチュアル記事で調和と愛の象徴である”鳳凰“の波動が地上に顕現していくと言われています。
“鳳凰の時代”とは?
スピリチュアル界では、「龍の時代」から「鳳凰の時代」へと転換したとされ、令和以降に加速しています 。
鳳凰は”灰の中から再生する“火の鳥として知られ、自己変容・魂の成長・覚醒をもたらす存在と言われます 。
特に2023~2024年頃から、自己表現や再出発を後押しするエネルギーが強まっているとチャネラー数人が指摘しています 。
鳳凰(四霊)の伝統的背景
1. 中国・アジア圏の「鳳凰(フェンホアン/ホウオウ)」
- 中国神話における鳳凰は、龍・麒麟・亀と共に「四霊」の一つとされる、太平と徳の象徴です。火や再生のイメージは強くないですが、皇帝や皇后の象徴でもあります 。
2. 西洋における「Phoenix(フェニックス)」
- 古代エジプトのベンヌ(Bennu)は太陽・創造・再生の象徴でした。それがギリシャやローマ、さらにはキリスト教世界に伝わり、「壊滅→再生」の物語が強調されました 。
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そこはまぁ・・・そう思うのは自由ですね、はい。
満州国の国旗とその色の意味


満州国の国旗は黄色の地に、左上に黒・赤・青・白の四色が配されたデザインで五色が揃っています。
この5色は、中国古代の宇宙観(陰陽五行思想・五方思想)に基づくもので各色には以下のような意味があります。
【1】🟨 中央=黄色(地の色・黄帝の色)
象徴:中心/皇帝/統治
意味:中国古代思想における「世界の中心」。
皇帝(黄帝)や黄土を象徴し、「万物の調和と支配」を意味します。 満州国ではこの「黄」が大きく中央に描かれ、「皇帝の支配・正当性」を暗示しています。
【2】⚫ 北=黒(玄武)=満族
五行:水
意味:防御、冬、知恵、深さ
象徴民族:満州族
北方の守護神・玄武を象徴し、満州族の出自とリンクしています。
【3】🔴 南=赤(朱雀)=漢族
五行:火
意味:情熱、文明、文化、夏
象徴民族:漢民族
中国の中核をなす文化民族とされる漢族を赤で象徴します。
【4】⚪ 西=白(白虎)=蒙古族(モンゴル人)
五行:金
意味:勇気、決断、秋
象徴民族:モンゴル系民族
西方の守護神・白虎に対応。
更に深い意味:五色人思想との関連
この五色の分類は、日本でも「五色人(ごしきじん)」という考え方で現れます。
『竹内文書』などの古代文献(またはそれをベースにした神話的な思想)において、世界には五つの肌の色の民族がいて、それぞれが天地のバランスを担っているとされます。
色 | 方位 | 民族の色 | 神獣 | 要素 |
---|---|---|---|---|
青 | 東 | 青人(アジア) | 青龍 | 木 |
赤 | 南 | 赤人(アメリカ) | 朱雀 | 火 |
白 | 西 | 白人(ヨーロッパ) | 白虎 | 金 |
黒 | 北 | 黒人(アフリカ) | 玄武 | 水 |
黄 | 中央 | 黄人(日本・中国など) | 麒麟 or 鳳凰 | 土 |
満州国国旗の裏にある思想
満州国の国旗は、表向きには民族融和の象徴とされていましたが、実際には、
- 満州族=支配階級(黒)
- 漢民族=被支配多数派(赤)
- 日本人=天皇(黄)を中心とした支配権の正当化
という政治的・思想的なメッセージが込められていたとも考えられています。
四霊(獣)とスターピープルの関係
スターピープル(スターシード)は、他の星系から転生してきた魂であり、この地球の波動上昇をサポートする使命をもっています。
正直に言えばスターピープルは四霊のどれかに守護されてることが多いです。
龍神だけじゃないんですよね。
勿論地球魂ライトワーカーさんも守護されてることがあると思いますよ。
その為、四霊たちは以下のような役割でサポートすると言われています。(四霊と書いてますが別の概念では白虎とかあるし、姿形が違うこともあるはず)
・誰かの波動保護と浄化(霊的アタックの防御含む)
・本来の魂の道へ戻るための導き
・エネルギー的な後押し(瞑想時のビジョン、ヒーリング等)
・地上に降り立った時の「光の柱」としての波動定着
ついているからといって、意図しないと動かないものですが自動的にやってくれるのもあるんじゃないかな〜と思う。


どうでもいいです。
四霊(獣)は自然霊か?──その違い
四霊は自然霊のように地球由来のエネルギーとも共鳴しますが、”本質的には宇宙の根源的なエネルギー(創造神的波動)と繋がる神格存在“です。自然霊が地球フィールドに密着して活動するのに対し、四霊はより高次元的な調整・導きの役割を担います。
死後スターピープルの魂は霊獣に乗って元にいた次元世界に帰られます。霊獣というのは四霊の一つだと思われます。
あと別の情報だとプレアデスの人は向こうの世界では龍に乗ってることが多いらしいです。
元々別次元である銀河では恐竜のような生き物がいたのでかつての神々がそれを似せて創造しました。
つまり当然別の生き物も存在していたということ。
鳳凰と繋がってそうな漫画を紹介
『火の鳥』の概要
作者:手塚治虫
連載期間:1954年~1988年(未完)
構成:各章ごとに時代や登場人物が異なるオムニバス形式。未来と過去を交互に描く。
未完だったんですね(^_^;)。アイデアが頭に振り撒くってあれやこれや描いていた感じでしたから間に合わなかったのかな。
火の鳥とは?
物語に登場する「火の鳥」は、永遠の命を持つ霊鳥=鳳凰。
この鳥の血を飲めば不老不死になると言われるが、それを求める者たちの苦悩・破滅・悟りを描くのが中心テーマ。
火の鳥に共通するテーマ
1. 不死とは祝福ではなく呪い
火の鳥の血を飲んだ者は永遠に生きるが、やがて孤独・虚無に苦しみ、「死ねないことの地獄」に気づく。
2. 輪廻転生(過去・現在・未来を生きる魂)
一人の魂が複数の肉体に宿って転生を繰り返す描写が多数登場。人間、動物、ロボット、宇宙生命体にまで生まれ変わる。
3. 全ては繋がっている(ワンネス)
時間や空間を超えて魂は循環し、善悪も、個人も、存在そのものも”宇宙の一部”として描かれる。
つまり「火の鳥」=「宇宙意識の象徴」と捉えることも可能。
『霊獣紀 鳳雛の書(上)』
あらすじ
・時代背景:三国志の混乱を経た「五胡十六国時代」の中国
・主人公・霊獣:鳳凰の眷属である少女のような姿の霊獣・紫鸞(シーラン)が天命を授かる
・相棒の神獣:赤麒麟・一角麒との出会い
・使命と旅立ち:人間界になじむよう一角の助言を受け、北方遊牧民の地へ
・運命の出会い:「未来の聖王」となり得る若き命の”光”を放つ子供を発見する
見どころと魅力
・霊獣たちの視点:人界を外部から眺める、霊獣たちの”使命”やアイデンティティを描くファンタジー
・物語の奥深さ:聖王候補との絆、霊獣の天命、人間社会との関わりを重層的に展開
・シリーズ構成:本作は第3作目、『蛟龍の書』『獲麟の書』の流れをくむ作品で、霊獣サイドの物語が本格化
まとめ。四霊獣とは「宇宙的秩序の守護者」「高次元のエネルギーの象徴」
四霊(麒麟・鳳凰・龍・霊亀)は、ただの神話上の霊獣ではなく、目に見えないけれど非常に強力な導き手であり、守護者です。そして地球を守ってくれていますが当然人類の意識次第にもよります。
四霊は今、地球と私たち人類が次元上昇を果たす為に、静かにそして強く働きかけています。
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