どうもそこらに生えてるようなにわかオタクです。オタクって人間関係希薄になりやすいのが欠点ですよねー。でも20代の頃って現実に精一杯で漫画を読む機会は一気に失い、今更ながら様々な漫画を読み始めました。
皆好きな漫画があればいっぱい読め。世の中のヒントが散りばめられてるから。そこには絵柄や内容で好き嫌いが分かれるってだけで。
最近観ている呪術廻戦についてや他の作品と今回照らし合わせて語るんですけど、最初はあんまり興味なかったんですよね。絵柄で惹きつけられなかった・・・んだけどアニメ化になって観てみたらこの話、結構深いなって思いました。↓
テーマが”呪い”なのでちょっと「人の心がないんか?」ってなるほど重たい
正直”鬼滅の刃“より呪術廻戦が好きです。(娘は鬼滅の刃好きだけど)どっちも闇と闘うような話なのでこればかりは好みでしょうね。
私、炭治郎のような子実は苦手です。ピュア過ぎて。ーーいや、今は何とも思わないけど以前の私なら苦手で避けていたでしょうね。
多分自分を見失った劣等感がある人から見たら炭治郎のようなタイプは苦手だと思います。
出来ればこんな人間になりたかったけど、なれない者からしてみたらあまりにも輝き過ぎてそれが辛いみたいな。
で、呪術廻戦の主人公虎杖悠仁もそんな感じ。少年漫画の主人公はそうでないと活かせれないんだと思うんだけど炭治郎と比べたらそこら辺の男子高校生って感じでまだいい。
「自分が死ぬ時のことは分からんけど生き様で後悔はしたくない」って台詞があったけどまぁこの後それを見事に砕けさせるようなことごとく絶望が主人公に襲い掛かります。
基本的に闇とは自分の中にある闇をとことんあぶりだして向き合うってことだと思うんですが大体よく見かける「闇と闘う」って自分と関係ない外部のこと言ってません?
今ある世界のことだったり陰暴論とか~闇の勢力?ははぁ、左様ですか。
まず他のことに目を向けても解決なんかありゃせんし、自分のこと何とかしろ?ってのがまーーーーーいないこといないこと。
大体自分のことを何とかしないからそういうのが集合意識になって今に至るのだからこの世界を生み出したのは自分自身ってわけです。
ん?わからん?わからんかー。まぁ次いってみよう。
虎杖悠仁は育ちが良かったのか光要素の強い性格だったけど(元々闇から生まれたっぽいけどまだそこら辺は未定)、宿命なのか運命なのか綺麗なままで生きられないってことをまずまずと思い知らされます。
まず闘う相手でもある呪霊ってどこから来てるのか?人の負の感情からなんですよね。
人の負の感情から生まれたのが呪霊で、それを倒すのが呪術師という話です。おやおや、先ほどの話を戻してみましょう。戦争はどうして生まれたの?このコロナウィルスってどうして生まれたの?
まぁ人間の欲やらエゴやら恐怖やらですよ。パンドラの箱を調べたらわかりやすいかも。
鬼滅の刃も、鬼がいる世界の話。平和になる為に闘う=向き合うってことなのですが向き合うって結構苦しいことばかりです。(漫画だからチート級のパワーを手にして戦うのはファンタジーとして読めるが実際はそうそうないけど代わりにあるのが戦争だったりウィルスだったり・・・。)
かなり苦しいし辛いです。
こういう漫画のラスボスってまぁ誰がどう見てもクソやん。でもこいつらをどうにかしないと世界は平和にならないので光の者達が向き合うんですけどね。
捻くれてる人や敵からしてみれば「こんな世界終わっちまえ」って思うのですがやっぱ情のある人間、こういう愛のある人間に触れちゃうと心が揺らぐんですね。
理解はできても納得できないことなんて、世の中に山ほどある
言ってることはわかるけど、納得できない・・・ってあるじゃない。SNSもそうだけど。
納得にはどうしても感情が伴うんですね。
他人ってそういうものです。感情がないと関心がわかない。
だから相反せれないキャラと協力しあうには、感情がないと出来ない。
他者の為に救おうとする炭治郎や虎杖悠仁のようなキャラと接したら何か楽しくて友達になってしまうし、他人の為に動ける信念に触れると「こいつと一緒に協力したい」ってなっちゃうんですね。まぁ主人公たちは元々そういう魂なのでそうなりやすいのもあります。
だから光と闇は共に存在しており、この世の仕組みであり、宇宙の法則。
それをとことん味わいつくして味わいつくして・・・最終的に全てを受け入れる。光を知るには闇を知らないといけない。
自分自身から逃げたまま他のこと救った気になってるのはお門違いなんだと思うんですよね。でも多いんだわ。悪を探して勝手に判断して、正義感かまして自分をまともだと思いたい。周りから評価されたい。何か救えば自分も救えるといった思い違い。(英雄症候群という名前があるように自己顕示欲が強いと偏った思想になりやすい)
けど、大体自覚してないことがほとんどだから。
自信がないのもあるんだろうね。その気持ちはわかるよ。私もそうだったし・・今もそうかもしれんけど。
けど、
自分自身が救われないと他人を助けることが出来ない。
ちょっと余談ですがこのブログ色んな人が見て頂いたのはとても嬉しかったけど同時に怖かったです。何でか知らないけど・・・多分こんな自分を受け入れてくれたかの怖さが出てきたのでしょうか。だからそれを認めていくことも大事ですよね。
呪術廻戦に出てくる他キャラ達の台詞
「みんな言葉遊びが好きなのさ」
「なぜなら人間は、言い訳をしないと生きていけないからね」「いつだって魂は肉体の先にある」
「肉体の形は、魂の形に引っ張られる」「間違いを正す戦いじゃねえ!」
「正しさの押しつけ合いさ!」
「ペラッペラの正義のなあ!」「お前は俺だ、虎杖悠仁」
「俺が何も考えずに人を殺すように、お前も何も考えずに人を助ける!」真人
今回はあえて画像を貼らないのですが、真人という”人が人を憎んで恐れる“ことから生まれた呪霊です。
本質だよなぁ、これ・・・って思いました。
人間の欲から生まれたんだからこれこそが本音ですよ。
「そういう小さな絶望の積み重ねが人を大人にするのです」
「呪術師はクソだ。他人のために命を投げ出す覚悟を時に仲間に強要しなければならない。だから辞めた。というより逃げた」
七海建人
あの、声いいですね。ってのは冗談で七海建人ことナナミンの台詞です。
生きてると「嫌でもこうなっちまうよなぁ~」って感じです。キラキラなまま生きてると何も学べないよ。
あとたまに嫌になったら「クソが」って言ったらいいよ。すっきりするから笑
あ、でも人前では言わないようにね。
「”完璧”も”理不尽”も応える義務がどこにある?テメェの人生は仕事かよ」
「男がどうとか女がどうとか知ったこっちゃねーんだよ!」
「私は綺麗にオシャレしてる私が大好きだ!! 強くあろうとする私が大好きだ!! 私は「釘崎野薔薇」なんだよ!!」釘崎野薔薇
釘崎野薔薇ちゃん、最初はあまり興味なかったけど、生き様がかっこいいよな~って思いました。
“不幸な人間なんだから尊重されるべき”という考え方を敵から言われてブチ切れた台詞です。自分がしたかったらすればいいだけでそれを他人に強要すんなって話。
「…俺はオマエを助けた理由に論理的な思考を持ち合わせていない
危険だとしても
オマエの様な善人が死ぬのを見たくなかった
それなりに迷いはしたが結局は我儘な感情論
でもそれでいいんだ
俺は正義の味方じゃない
呪術師なんだ
だからオマエを助けた事を
一度だって後悔したことはない」伏黒恵
伏黒恵の台詞です。
結局さ、人間の生き方ってこれでいいと思うのよ。(てか10代の言葉じゃないんだよなw)
まとめ
ってか世界がこうなるのはそもそもワンネスがさぁ・・・・ってなるとまた話が変わるのでここまでにしときます。
漫画はよく読むけど、絵描き界隈でよくある二次創作であれこれするのが好きじゃない。
この作品、数学的要素と人間の心理が深いのと呪いのこと、スピリチュアル要素も強いので面白いですよ。
進撃の巨人、東京喰種、BEASTARS (ビースターズ)・・・主人公の正義感より、心理面について考えて読んでしまいます。
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