現在の境遇は5年前に撒いた種が実った結果が現在の姿
人生で蒔く種は5年で実るという。(タイムラグがあると思うので必ずしも5年と言わないが)
その撒いた種が実った結果が現在の姿です。
自分が撒いた種が、自分のゆく道に実るーーー。
つまり、原因があって結果があるということです。
現在不幸な人は5年前に不幸になる種を撒いたからです。
この世という有限の時間を生きる私たち人間には、焦りが生まれてしまいます。
実りを得るには、まずはその為の種を蒔く行動が必要です。
そして、水をやり、さまざまに手を掛けて育てていくというプロセスがあって、収穫ができる時期が来たら、ふさわしい形で実りを収穫することができます。
種を蒔くと、未来の実りに期待する気持が大きくなり、沢山水をあげて、世話をして、一日に何度も観察をして・・・、
少しでも早く成長してほしい、と焦りが生まれてくるものです。
しかし、現実の植物の育成でも種が実るにはいくつかの季節がめぐる時間というものが必要です。
実った花は自分で慈しむか刈り取るかはその人の育て方次第
それと同様でどんなことも種を蒔いてから実りを得られるまでには相応の時間は必要となります。沢山手を掛ければスピードが早まる、とは必ずしもいかないようになっています。
何も種を撒かない人はいつまでたっても芽がでません。この種を撒くことは大切ですが、どんな種を撒くかです。
撒いた種は必ず実ります。それを刈り取らなければなりません。
人から憎まれる種を撒いたとします。
それはいずれ芽が出て刈り取らなければならなくなります。
あなたはこういう気持ちになったことありませんか?
何をしてもうまくいかない・・・。
人とのトラブルが絶えない・・・。
毎日、嫌なことばかり起こってくる・・・。
自分の現状に耐えられず、自分のこれまでの人生をリセットできたら・・・・。
正直、そう願いたくなる気持ちもよく理解できます。
一度、一度でいいからリセットができれば・・・・。
今の現状から解放される・・・・。もう今のようには絶対にならないようにする・・・・。
「リセットしたい」という気持ちの根底には、こういう確証のない思いをもっておられるのではないでしょうか。
だけども例え、今リセットできたとしてもまた何度リセットしたとしてもおそらくまた現在と同じような状態になってきます。
ーーーーそれは、どうしてか?
その人自身の生き方を変えなければ、何度リセットしても同じように成ってきてしまうからです。
リセットしたいと思われる人たちの中には、今まで辛いことばかりで、大変な人生を歩んでこられた人もいらっしゃるでしょう。
しかしその辛いことというのは、その人自身がこれまでに蒔いてきた種が生えてきたことです。
その人が、日頃蒔いている種を、「辛いこと」の花が咲き実を付ける種から、「楽しいこと・嬉しいこと」の花が咲き実を付ける種に変えない限り、何度リセットしても同じことです。
人生は「種まき」
この世界は、何事も種まきだと思います。喜びの種を蒔けば、喜びの花が咲き喜びの実がなる。悲しみの種を蒔けば、悲しみの花が咲き悲しみの実がなる。怒りの種を蒔けば、怒りの花が咲き怒りの実がなる。
自然の摂理と同じです。
そして、その出来た実を自分自身が収穫しなければならない。これまであなたの身に起こってきたことは、あなた自身が収穫してきたといえます。もちろんあなたはこんな実がなるような種を蒔いた覚えなどまったくないこともあるでしょう。
それは、あなたが今の世の前に蒔いてきたものです。
自分の記憶にない時代に蒔いた種です。
つまり前世、前々世。あるいはもっと以前に蒔いたものかもしれません。身に覚えのないことを、経験しているということは前世以前に、自分が蒔いたものからできてきたものを収穫しているということです。
蒔いて出来てきたものは、必ず収穫しなければなりません。
そして、しっかりと自分で収穫することが一番大切なことです。
しっかりと自分で収穫することで、蒔いた種に対して責任を果たすことになるからです。
例えどんなことが起こってきても、しっかりと受け止めることが大切なのです。
しっかりと収穫をすれば、そこにまた新しい種を蒔くことができるのです。
そこで大切なのはこれからのことです。
これからのことは、ちょっと前に蒔いたものも、これから先に芽生えてくることもあるでしょうがそれはそれで、今さらしょうがないことです。
大切なことは「今」何の種を蒔くのか、ということです。未来は今、自分が蒔いた種そのままに花が咲き実がなります。
未来が喜びで満ち溢れているようにしたいのなら喜びの種を蒔きましょう。
未来が、人の笑顔に囲まれたいのなら笑顔の種を蒔きましょう。
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